DNSレンタルサーバーサービスをご契約の方向けの操作マニュアルです
DNSレコード(Zone情報)の追加、変更、削除の方法について、ご案内いたします。
もくじ
対象のネームサーバー
以下のネームサーバーに、DNSレコードが反映されます。ドメイン名を契約されている業者さまの管理画面より、参照ネームサーバーを以下に変更することで適用されます。
ネームサーバー | ns1.c-nameserver.net |
---|---|
ネームサーバー | ns2.c-nameserver.net |
ネームサーバー | ns3.c-nameserver.net |
管理画面へのログイン
手順-1
管理画面のURL、ユーザー名とパスワードは、お手元にあります【アカウント設定完了のお知らせ】をご参照ください。
※異なる言語が表示されている場合は、右下の「…」をクリックすると、言語を選択することができます。
手順-2
ログイン後、「ゾーンエディター」をクリックします。
手順-3
対象のドメインが表示されますので、「管理」をクリックします。
DNSレコード(Zone情報)の登録
手順-1
「レコードの追加」をクリックします。
手順-2
登録したいレコードの種類(タイプ)を選択し、「ホスト名」と「値」を入力し、「保存」ボタンをクリックします。
Aレコード
ホスト名とIPアドレスを紐付けるレコードです。
・ホスト名には、ドメイン名またはホスト名を入力します。
※「ネイキッドドメイン」「空欄」「@」が指定されている場合は、ドメイン名を入力します。
・値には、IPアドレスを入力します。
CNAMEレコード
エイリアス名を実際の正規ドメイン名に紐付けるレコードです。例えば、ウェブサイトのアドレス www.example.com をドメイン example.com に紐付けします。
・ホスト名には、ドメイン名またはホスト名を入力します。
※「ネイキッドドメイン」「空欄」「@」が指定されている場合は、ドメイン名を入力します。
・値には、ホスト名/ドメイン名をFQDN形式で入力します。IPアドレスは入力できません。
MXレコード
ホスト名とメールサーバーを紐付けるレコードです。
・ホスト名には、ドメイン名またはホスト名を入力します。
※「ネイキッドドメイン」「空欄」「@」が指定されている場合は、ドメイン名を入力します。
・メールサーバーの優先度を数値で指定します。
・値には、ホスト名/ドメイン名をFQDN形式で入力します。IPアドレスは入力できません。
・同一の優先値を指定しても、メールは同一優先値のいずれかのメールサーバーに配信されます(双方/全てには配送されません)。
TXTレコード
文字情報を提供するためのレコードです。例えば、ドメインの所有権の証明や、SPF、DKIM、DMARCといったメールのセキュリティ機能の実装のために使用されます。
・ホスト名には、ドメイン名またはホスト名を入力します。
※「ネイキッドドメイン」「空欄」「@」が指定されている場合は、ドメイン名を入力します。
・値には、文字列を入力します。
1枠の文字列長は最大255文字です。例えば、DKIMレコードのように文字列長が長い場合は、「Add TXT string to record」をクリックして枠を増やし、続きを入力することができます(レコードとしては結合されて1行と見なされます)。
登録されているDNSレコード(Zone情報)の編集
編集をしたいDNSレコード(Zone情報)の行の「編集」ボタンをクリックします。
登録されているDNSレコード(Zone情報)の削除
削除をしたいDNSレコード(Zone情報)の行の「削除」ボタンをクリックします。
確認画面が表示されますので、「次へ」をクリックすると、削除が実行されます。
DNSの仕組み
DNS(Domain Name System)は、ドメイン名/ホスト名とサーバーのIPアドレスとを紐付けるシステムです。
ドメイン名ごとに指定されたネームサーバー(DNSサーバー)に情報を照会し、目的のサーバーへと導きます。
また、DNSの負荷を抑えるため、プロバイダーは、キャッシュDNSサーバーと呼ばれるサーバーがあり、DNSレコード情報(Zone情報)をキャッシュすることで、素早く目的のサーバーに到達できます。
TTL
TTL(Time To Live)は、DNSレコード(Zone情報)の変更が反映されるまでの時間を指定する、DNSレコード(Zone情報)内の値です。秒で指定されます。DNSレコード(Zone情報)のその時点のTTL値により、変更が反映されるまでに要する時間が決まります。たとえば、レコードのTTLが86,400秒の場合、変更が反映されるまでに最長で24時間かかります。一方で、TTL値を極端に短くしても、世界中にあるキャッシュDNSサーバーが変更を反映する時間とは異なるため、いわゆるDNS浸透(DNS Propagation)の時間は短くなりません(むしろ、インターネット全体のトラフィックを増大させるだけです)。変更時の目安は、1時間(3,600秒)から4時間(14,400秒)です。普段は24時間(86,400秒)に設定することが推奨されています。